セーター政府が内閣改造=副首相兼財務相にピチャイ氏
セーター政府が4月28日に発表した内閣改造で、首相が兼務していた財務相にタイ証券取引所(SET)理事長のピチャイ・チュンハワチラ氏[=写真]が就任したことについて、経済界は肯定的に評価している。一方でパーンプリー・パヒッタヌコー氏が副首相ポストから外され、外相専任となったことを不服として同日中に辞任を表明したことには衝撃を受けている。
タイ工業連盟(FTI)のクリアンクライ・ティアンヌクン会長は、セーター政府がすぐさま景気刺激モードに入ることを期待するとコメントした。新内閣については、政策を推進する準備が整った強力なチームと評価した。今年のタイ経済を牽引するのは観光業で、政府が取り組むソフトパワー戦略と合わせて外国人観光客1人あたりの支出も目標どおりに1人あたり4万バーツから5万バーツに増え、輸出も徐々に改善すると指摘した。
タイ商業会議所(TCC)のサナン・アンウボンクン会頭は、今回の改造では事業経営の経験もあり、民間部門に理解のある者が登用されたと述べ、経済を刺激する政策を打ち出すよう期待した。政府が全力で取り組まなければならないのは経済成長を最大化することだと述べた。
一方、パーンプリー氏は副首相ポストから外され、外相専任になったことについて、経済外交を推進してきた自身の仕事に落ち度はないと主張。副首相ポストからの解任には強い不満があると述べ、外相辞任を表明した。外務大臣専任では国際問題での仕事が支障を来たすおそれがあるとした。
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