政府が低価格住宅プログラム=国鉄所有地に長期借地で開発
政府は「タイ人のための住宅」プロジェクトを開始する。国民に家具付きの手頃な価格の住宅を100万戸供給するという構想で、未使用の国有地を活用し、99年間の長期借地で開発する。ペートンターン首相によれば、頭金は不要で、最長30年間の低利ローンを提供する。月々のローンの返済額は4000バーツからと説明している。
このプログラムはペートンターン首相が12日のTV演説で明らかにした政策の一つ。首相の実父であるタクシン元首相も13日にフアヒンでプアタイ党が開催したセミナーでこのプロジェクトについて説明した。
元首相は、マイホームを購入したいが、価格が高過ぎて、多額の頭金を払う余裕がない人々の夢を実現することを目的としていると述べた。住宅建設に使用できる未使用の国有地がいくつかあると説明し、長期借地によるリースホールド物件として開発する。この住宅購入に頭金は必要ない。1万5000バーツの月給を受け取る者が毎月4000バーツを分割払いしても1万1000バーツが手元に残る。通勤で利用する電車の運賃は政府の政策で、上限20バーツに抑制されるため、充分なお金が残ると説明した。「さらに、給料が上がれば、車を買うことを考える。彼らの夢は実現するだろう」と語った。
住宅を建設する土地はタイ国鉄(SRT)所有地を想定。住宅の開発は民間部門に委ね、資金は政府住宅銀行(GHB)が工面する。開発目標は100万戸で、現政権の任期中に30万戸の建設が完成するとしている。元首相は「家具付きで、電子制御の洗浄便座もある。 貧困者のための住宅ではなく、新しい人生を築く人々のための家だ」と述べた。
スリヤ・ジュンルンルアンキット副首相兼運輸相によれば、モデルハウスはクルンテープ・アピワット中央駅(バンスー)に設け、来年1月20日にお披露目する。1月中に予約受付を開始する。最初の5年間は売却できない。住宅建設の候補地は都内チャトゥチャック区、パトゥムタニ県チェンラーク駅周辺、チェンマイ駅周辺の国鉄所有地。バンコク首都圏に国鉄所有の未使用地は約3万8000ライある。
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