金高騰でバーツ高=ドルは4年ぶり安値
金価格は、世界情勢の不安定を背景とした投資家の需要を受け、新たな高値圏へ押し上げられている。金価格は1月28日、1オンス当たり5200㌦を突破。これに伴い、外為市場ではバーツが、4年ぶりの高値となる1ドル=30.86バーツまで上昇した。タイ中央銀行による参照価格は1ドル=30.954バーツをつけている。一方で、ドルは、トランプ大統領がドルの長期的な下落を容認する姿勢を示したことを受け、4年ぶりの安値水準まで下げている。
金取引業者協会(GTA)によると、タイ国内では、28日に金価格が1バーツ重量当たり2150バーツ上昇し、金地金は7万7000バーツで取引された。最も強気な価格見通しを示しているのは、MTSゴールドのクリッチャラート・ヒランヤシリ会長で、国際金価格が1オンスあたり6400㌦、国内価格は1バーツ重量当たり8万5000~8万8000バーツの範囲に達すると予測している。同氏は、トランプ大統領が引き起こした地政学的緊張が、年初来で金価格を約20%押し上げたと語っている。昨年に金価格が65%上昇した際、MTSは2026年にさらに50%上昇する可能性があると見積もっていた。「金は現在、買われ過ぎの状態にある。短中期の投資家には適しているが、長期の投資家は市場への参入を待つべき」と指摘する。
GTAのジッティ・タンシットパクディ会長[=写真]は、今年の金価格が最大40%上昇し、1オンス当たり6030㌦に達する可能性があるとの見方を示した。従来予測の5000㌦を大きく上回る水準で、国内価格も、直近の7万5000バーツという見通しから引き上げられ、1バーツ重量当たり8万バーツに到達すると見積もった。ジッティ氏は、「ロシアが2022年にウクライナへ侵攻した際、金価格は1オンス当たり約100㌦上昇したが、今年は1月だけで700㌦以上も急騰しており、前例のない動きだ」と語っている。

フアセンヘン・フューチャーズのリサーチ部門を統括するシリルック・パコティプラパー副社長は、金価格が1オンス当たり5440㌦まで上昇すると予想し、今後さらに上方修正される可能性もあると述べた。従来は、今年の金価格を4900~5000㌦と想定していた。
国内価格は、為替レートを1ドル=31.50バーツと想定した場合、1バーツ重量当たり約8万1000バーツで取引される可能性が高く、従来予測の7万5000バーツを上回る。
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