トゥルー・ビジネス=ソフトバンクとの戦略的提携を発表
通信大手トゥルー・コーポレーション傘下で法人向けサービスを提供しているトゥルー・ビジネスは2月10日、日本のソフトバンクとの戦略的提携を発表した。両社は多角的な視点で事業開発を共同で進め、互いの製品、サービス、技術の強みを融合させる。
インフラとテクノロジーの水準を引き上げ、世界レベルのベストプラクティスをタイの全産業に導入する。各業界のニーズに的確に応える最先端のデジタルソリューションを共同開発し、タイ企業がデジタルトランスフォーメーション(DX)の壁を乗り越えられるよう支援する。具体的なビジネス成果を伴うスピード感のある成長を促し、グローバルな舞台での競争力を最大限に高める狙いだ。同時に、強固なAIエコシステムを構築し、タイのデジタル分野に飛躍的な成長をもたらすとしている。
今回の提携でトゥルー・ビジネスとソフトバンクが掲げる最大の目標は、タイを地域におけるデジタルイノベーションの中心地に押し上げることだ。以下の3つの主要戦略に基づき、共同の研究開発と未来型ソリューションの拡大を進める。
(1)市場および製品の開発
タイの顧客や企業に関する深い知見と世界基準のテクノロジーを掛け合わせ、各業界に特化したソリューションを設計・開発する。ソフトバンクのエコシステムに属する世界中のパートナー企業との連携を通じ、タイの企業ニーズに的確に応える革新的なソリューションを開発する。これに、タイ国内でスムーズな接続とサービス提供を可能にするインフラを組み合わせる。これまでの一般的なソリューション提案から脱却し、個別の要望に合わせてカスタマイズした企業向けデジタルサービスを提供していく。これにより、タイ市場で直面する実質的な課題への対応力を高め、目に見える形でのポジティブな成果を生み出す。
(2)強みの統合
トゥルー・ビジネスの国内でのサービス提供能力と、ソフトバンクの高度な技術や国際的なネットワークを組み合わせる。タイのビジネス環境に即した世界水準のソリューションをスムーズに提供する。設計からシステム構築、設置にいたるまで、顧客の利用サイクル全体をカバーするエンドツーエンドの提供により、包括的な法人向けサービスを強化する。タイの法人顧客に対するトゥルー・ビジネスの接点やシステム管理能力と、ソフトバンクが持つコンサルティングの知見や世界水準のテクノロジー選定能力を融合させることで、ソリューションへの信頼性を高め、グローバルスタンダードなサービスの質を実現する。
(3)長期的な成長ビジョンの共有
AI、クラウド、5Gといった新技術への共同投資を通じて、持続的な成長を実現する。絶え間ないイノベーションの創出と開発への強い意欲を通じて、未来に向けた基盤を築き、タイを拠点とした地域全体のデジタル経済の持続可能な発展を後押しする。

トゥルー・コーポレーション法人事業部門の最高責任者のティーラデート・ダムロンパラーシット氏[=写真右]は、「この提携は、ソフトバンクのテクノロジーやベストプラクティスと、全国をカバーする最先端インフラやタイ市場・企業への深い理解というトゥルー・コーポレーションの強みを融合させるものだ。ワールドクラスの基準でイノベーション・ソリューションや法人向けサービスを向上させるという我々の決意がより強固なものになる。今回の協力が、タイ企業のデジタルトランスフォーメーションを具体的かつ成功に導く転換点となり、実用的な最先端技術を通じてタイのデジタル経済を中長期的に成長させる原動力になると確信している」と述べた。
ソフトバンク・グローバル事業本部の工藤公正本部長[=写真左]は、「タイに強固なAIエコシステムの基盤を築くことは、ソフトバンクの使命の一つ。世界レベルのイノベーションをタイのビジネス界にもたらし、デジタル時代における成長力、創造力、リーダーシップを強化することを目指している」と述べた。また、トゥルー・コーポレーションは統合的なイノベーションを共に開発し、タイ企業のボーダレスな拡大を支えるパートナーとして高い潜在能力を持っていると話し、タイを拠点として、アセアン地域のデジタル経済の成長を後押ししていくとした。
両者の提携により、タイ企業はソフトバンクのエコシステムに属するパートナー企業を通じて、世界基準の技術を享受できるようになる。最先端のデジタルソリューションやAIプラットフォーム、タイの文脈に合わせてカスタマイズした世界標準の技術にアクセスできるようになり、設計からシステム構築、設置、アフターサービスまでを一貫して手がけるトゥルー・ビジネスの専門性が加わる。
工藤氏は、「企業は市場のニーズに即座に対応し、投資回収を早められるだけでなく、将来の技術革新にも備えることが可能になる。競争優位性を維持し、グローバルな舞台で持続的な成長を遂げるための基盤を築けるよう支援していく」と語った。
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