「ワンバンコク」がオープン=「MITSUKOSHI DEPACHIKSA」出店
10月25日、巨大複合商業施設「ワン・バンコク」がグランドオープンした。バンコク中心部の新たなランドマークになると期待されている。この日夜に「Let Our Hearts Beat as One」をテーマに開催されたイベントにはタイを代表するビジネスマンや著名人も多数出席した。
ワン・バンコクはタイ有数の富豪のジャルーン・シリワタナパクディ氏率いるTCCグループが約1200億バーツを投じ、「ザ・ハート・オブ・バンコク」をコンセプトに開発した。開発運営会社であるフレーザーズ・プロパティ社のパノット・シリワタナパクディCEOによれば、12億バーツ以上の予算をかけ、年末まで特別なオープン記念イベントやプロモーションを実施する。
ワン・バンコクのリテール・ゾーンは3つあり、合計賃貸可能面積は16万平米。「Parade(パレード)」と「The Storeys(ザ・ストーリーズ)」の2つがこの日オープンした。「POST 1928」は25年にオープン予定。ホスピタリティ・ゾーンは今年11月にオープン予定の高級ホテルの「ザ・リッツ・カールトン・バンコク」と、バンコク初の「アンダーズ」ブランドのホテルである「アンダーズ・ワン・バンコク」が25年にオープンするほか、フレイザー・スイーツ・バンコクが26年にオープンする。
ワークスペース・ゾーンのオフィスビル第1フェーズは「タワー3」、「タワー4」、「タワー5」で構成されている。「タワー4」のスペース予約は80%、「タワー3」の予約は30%、「タワー5」も予約をこのほど開始した。
レジデンス・ゾーンはワイヤレス通り沿いに今年末以降オープン予定。フォーラム・ゾーンは国内外のコンサート、ライブショー、展示会などの会場で、最大6000席の観客を収容可能。このほか「ワン・バンコク・パブリック・アート・コレクション」を含むプロジェクト全体をカバーする長さ2㌔㍍を超える「アート・ループ」がある。
リテール・ゾーンの「パレード」は9階建てのショッピングセンターで、床面積は8万5000平米。有名ブランド店が集結し、誰もが気軽に利用できる多様な価格帯のレストランやカフェが多数入居するほか、世界中の商品を販売するスーパーマーケット、タイ初出店を含む世界各国から250以上の有名レストランを集めた「フードループ」もある。
パレードの1、2階にはキング・パワーの免税店が入り、地下1階の4600平米には、伊勢丹グループの「三越」のスーパーマーケット兼食品館「MITSUKOSHI DEPACHIKA」がオープンした。高級日本料理レストランも入る。
三越伊勢丹ホールディングスはデパ地下を出店したほか、「タワー4」に出資し、オフィス事業も展開している。
このほかTCCグループが手掛ける量販店の「ビックC」も新業態の 「ビックC・フードプレイス・バンコク・マルシェ」の名称で26日に正式にオープンした。
ワイヤレス通り沿いの床面積3万5000平米、5階建てのビル「ザ・ストーリーズ」には、ファッションとライフスタイルのショップが多数入居する。
29日に涼季入り
気象局は10月25日、今月29日に涼季入りすると発表した。例年よりも約2週間遅れの来年2月終わりごろまで続く。バンコクの最低気温は平均で16~18度になるとした。北部の気温が23度を下回り、降雨量も低下していることから、雨季の終わりと涼季の始まりを確信した。
スカンヤニー・ヤウィンチャーン局長によれば、北部や東北部では最低気温が6~8度、山岳地帯では霜が降りることもある。
その他のニュース
[経済ニュース]
BRICS首脳会議=マリット外相が出席
ソムサック保健相=大鷹大使と会談
首都圏の住宅市場=今年は10%減の見通し
CPフーズが買収=英国の加工食品会社
デルタ電子の第3四半期=純利益は59億バーツ
トゥルー・コーポレーション=EBITDAは7・四半期連続増
パオプーム財務副大臣=JBIC総裁と会談
レムチャバン港開発=第3フェーズ進捗率は45%
[社会ニュース]
タークバイ事件=25日に時効成立
インドネシアで逮捕後送還=投資詐欺の人気ユーチューバー
カバの赤ちゃんの命名=28日からオンライン投票
トラート県の楽園島の土地=18億バーツで売りに
[閣議決定]
24年10月22日
[トピックス]
商業省とBAACが連携=樹木を担保資産に活用
[先週の為替・株式相場]
24年10月21-25日
[商品市場]
バンコク首都圏の燃油小売価格
天然ゴム・ハジャイ中央市場
[金融市場]
外為相場
銀行預金金利
銀行貸出金利
コメント