2026年1月23日(金)号

テレノールがTRUE持分売却=スパチャイ氏のアライズが取得

 CPグループ総帥のスパチャイ・ヂアラワノン氏がグループCEOを退任し、自身が所有するアライズ・ベンチャー・グループの経営に専念する。あわせてノルウェーの通信大手テレノールが保有するトゥルー・コーポレーション(TRUE)の株式30.3%をアライズ・デジタル・テクノロジー社が取得する計画を明らかにした。


 テレノールは1月22日、事業の重点を北欧地域に移す一環として、TRUEの持ち分を390億ノルウェークローネ(約39億2000万㌦)で売却することに合意したと発表した。テレノール・グループは、当初の売却分は24.95%と説明している。アライズとテレノールは、最初の売却完了から2年後に、残る5.35%の株式を売却するための相互のプット/コール・オプションに合意している。
 TRUEは、タイ国内における2大通信事業者の一角を占める。テレノールは1990年代以降、バングラデシュ、タイ、マレーシア、パキスタンで事業を展開し、アジアの通信分野における主要なプレーヤーだった。テレノールのベネディクテ・シルブレッド・ファスマーCEOは声明で、「12月にテレノール・パキスタンの売却を完了し、TRUEの株式売却に合意したことで、北欧シフト戦略を実行する大きな一歩を踏み出したと述べている。今回の資産売却は、テレノールの投下資本利益率を押し上げるとともに、事業の重点を北欧地域に集中させる目標を下支えする。
 22日、TRUEがタイ証券取引所(SET)に提出した届出によれば、テレノールの株式売却が自社の事業運営に重大な影響を及ぼすことはないとしている。アライズ・ベンチャーズによると、完全子会社のアライズ・デジタル・テクノロジーがテレノール・タイランド・インベストメンツからTRUEの株式24.95%を取得する契約を交わした。株式取得の完了後、急速に進化するデジタル環境のなかで、イノベーションの促進、顧客体験の向上、持続可能な価値創出を通じてTRUEの経営戦略を支援するとともに、配当を通じた株主価値最大化の規律を維持するとしている。
 TRUEのシグヴェ・ブレッケCEOは、アライズが新たに株主となることへの期待をSNSで表明した。「この取引はTRUEの事業運営に影響を与えるものではない。事業計画に変更はなく、2025年第4四半期の業績を土台として、2026年の事業戦略の実行と、顧客体験の提供に引き続き注力していく」とコメントしている。

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