千代田化工と三菱商事＝ラオスの電力でグリーン水素
タイ発電公団（ＥＧＡＴ）、ラオス電力、千代田化工建設、三菱商事の４社は４月24日、ノンタブリ県にあるＥＧＡＴ本部で、再生可能エネルギー証明書（ＲＥＣ）の国境を越えた利用についての研究で協力覚書を取り交わした［＝写真］。ラオスの再生可能エネ発電の電力をタイに輸入し、この電力を使ってグリーン水素やグリーン・アンモニアを生産することを想定した研究を実施する。
ＥＧＡＴのテーパラット・テープピタック総裁によれば、ＥＧＡＴは昨年から日本の２社とグリーン水素／アンモニア生産プロジェクトの研究を進めてきたが、再生可能エネによる電力コストが水素の価格に大きな影響を及ぼす要因で、事業化にあたってのネックになっていた。そこで目をつけたのがラオスの水力発電による電力。ラオスの割安な電力を使うことで、生産する水素の価格は国内市場と国際市場の両方で競争可能なレベルに下がるという。
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