「THAIFEX–HOREC ASIA 2026」開幕=HoReCa産業の地域拠点化目指す
3月11日、インパクト・ムアントンタニで国際展示会「THAIFEX – HOREC ASIA 2026」が開幕した。開会式にはアヌティン首相兼内相も出席して基調講演し、タイがアジアにおける「HoReCa(ホテル、レストラン、ケータリング)」ビジネスの中心地となるポテンシャルを強調した。イベントを通じてタイの事業者が世界市場とつながり、さらなるビジネス機会を創出するよう呼び掛けた。

開会式では「2026年度タイ貿易の真の友(Thailand’s Best Friend)」プロジェクトの特別表彰も行なわれ、スパチー・スタムパン商業相、ウッティクライ・リーウィーラパン商業省次官、スナンター・カンワーンクンキット国際貿易振興局長、ポット・アラムワタナノン・タイ商業会議所(TCC)会頭、さらに共催企業であるケルンメッセアジア太平洋地域支社のマティウス・クーパー副社長らが出席した。
アヌティン首相は、「この展示会が地域レベルでのHoReCa産業の中心地、そしてアセアンを世界市場へと結ぶゲートウェイとしてのタイのポテンシャルを示す重要な舞台だ」と述べた。
今回の開催は、貿易政策の変化や地政学的緊張、エネルギーコストの上昇、世界的なサプライチェーンの混乱など、世界貿易を取り巻く不確実性が高まるなかで行なわれた。首相は、こうした環境が観光やサービス業を含む多くの産業に影響を与えていると指摘したうえで、「こうした局面においてこそ柔軟性、適応能力、そして各部門間の協力が持続的成長の鍵になる」と強調した。
また、タイの強みとして商品、サービス、文化を挙げ、これらを観光、輸出、フランチャイズ、専門サービス、さらにはHoReCa産業のエコシステムでの国際的なビジネス協力へと結び付けることで、経済的価値を一層高めることができると述べた。同展示会は単なる見本市にとどまらず、サプライチェーンの連携を強化し、市場を拡大し、地域と世界で信頼される貿易パートナーとしてのタイの役割を示す戦略的な場になるとの認識を示した。
首相は中小企業など事業者への支援にも言及し、「貿易振興、能力開発、市場の多様化、経済協力の構築を通じて、複雑化する世界経済のなかでもタイ企業が競争力を維持し柔軟に対応できるよう後押しする」と述べ、「この展示会が新たな協力関係や機会、そして共通の成功へとつながることを願っている」と述べた。
開会式後、首相は会場2階にあるVIPゾーン、「THAIFEX–HOREC Experiential」を視察し、4つの展示エリアを訪問した。キッチンの効率を高める自動化設備を紹介する「キッチン・イノベーション・ゾーン」、環境配慮型の取り組みを行なうタイの輸出企業が集まる「サステナブル・ゾーン」、タイ企業による家具や内装デザインを展示する「フロント・オブ・ハウス・ゾーン」、カフェやバー向け機器・テクノロジーを紹介する「イノベーション・バー・ゾーン」などを見て回った[=写真]。
このイベントは国際貿易振興局、タイ商業会議所、ケルンメッセの共同開催により2024年からは毎年3月に開催されている。3年目となる今年は3月11日から13日までの3日間にわたり、世界35か国から約700社が参加した。会場には特別展示ゾーンや各種アクティビティが多数用意され、世界各国の事業者、投資家、バイヤーが知識交換と商談を行なう国際的な舞台となっている。主催者は13日までの会期中、世界各地から2万人以上の来場者と35億バーツを超える成約額を見込んでいる。
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